第7回 嗚呼〜 哀愁のL型物語3話
エンジンの異音がどこからしているのか?ドライバーをエンジンにあててみる。どうやら下の方のようだ。私、一人が夜中に作業していると。弟が通りかかった。弟は中学卒業後、車関係で働き、中学時代に女子と同棲していたと言う愚か者だ。弟Aが言った。「オイルパンを外して水中眼鏡をかけて下から異音を聞いて見たら?」オイルはカップに入れてストレーナーから直接吸わしてみる作戦とした。昔も今も若者の暴走は誰にも止められない・・・
いざ、やってみると熱い!!私の柔肌に熱いオイルが落ちて来る。しかし!!どうもメタルらしいと言う所まで突き止めた!!もう一度、エンジンを分解してプラスティクゲージなる物を通販で購入してメタルクリアランスを測定してみる。クリアランスが広い。コンロットで4/100mm程度の所が10/100mmもある事が判明した。メタルは元の物を使っていたが元通りの位置に組まなかったのが失敗の原因か?社外品でメタルの厚い物があると聞いてそれを購入。もう一度、エンジンを組みなおし積み込んだ。この頃になると後の二人は忙しくなり私と彼女との二人だけの作業が続いた。

エンジンをかけて見ると今度は異音もなく絶好調だ。アイドリングで慣らし。そして定番の500kmの慣らし運転を済ませブーストをかけて見ると走る!!ブーストはビビッて0.5だが凄い加速だ!!それから次第に距離を伸ばしブーストを上げて行った。
ある日、調子に乗った私はブースト1.2k辺りにVVCをひねった。凄い!!と思った瞬間、マフラーからもの凄い煙が!!ブローか?牽引してもらい車庫に帰って点検しているとキャブではないかと言う事を突き止めた。キャブを分解してみるとウエーバーの真鍮のフロートが潰れているではないか・・・この辺りがキャブターボの限界か?

それからはブーストをあまり上げずに乗っていた。それでも街を流せば尊敬のまなざしで見られたものだ。いつか後輩を裸にして水中眼鏡をかけさし熱湯風呂ならぬ熱湯オイルを味合わせてみたいと思う今日この頃だ。