第11回 バブル時代 サーキット編 T   
・次々と調子こいたお便りお送りしていただき感謝しています。(一通だけですが)
本編に入る前にご紹介しましょう。

●ペンネーム 大門

パソコンand汲み取り バカウケしました  また新たな都市伝説期待しています  ちなみに、ウチのバアサンから聴いた?田舎伝説では 【屁と火事ゃ元からさーわーぐ(騒ぐ)】 と言う習わしがあります  要するに屁をこいたヤツと放火したヤツは自分から騒ぎ出すという事です。
自分は西部警察、特に大門ファンですので子供の誕生日に特注で西部警察ケーキを職人に作ってもらいました。世の中、金が全てです。



完全になめきったお便り有難うございます。
バブル世代とお察しいたします。
「屁と火事ゃ元からさーわーぐ(騒ぐ)」 と言う格言?はなかなかナイスだと思います。全くその通りです。

バブル時代 サーキット編

私が10代後半の頃、世はまさにバブル真っ只中。高知にもアメ広(アメリカ広場)、パルコ、そしてマハラジャも進出。ディスコ通いに明け暮れた時代のある日、知り合いの整備工場の社長からレースに出てみないかと誘いを受けた。舘ひろしに似ている事から「ダチ ピロシ」と勝手に名づけていた人物である。そこの工場は外車が専門でポルシェやエラン、フェラーリ、ディーノ等、数々の世界的な名車が入庫していた。「スーパーカー」世代の私はダチ ピロシの目を盗んで写真をとったりドライバーズシートに座ったりしたものだ。いつかはディーノのオーナーになるぞ!!と言う根性ものとは違い大人になったら購入しようと言う気持ちだった。恐るべきバブル思考だ。
ダチ ピロシは、趣味でサーキット走行をしていてかなりの腕前だ。

そんなダチ ピロシに誘われ早速、車両作りに取り掛かった。車両はフィアットX 1/9、1300だったので1500にボアアップ、面研、ハイカム、ウエーバー45の4連装と言う定番仕様。レース用ブレーキパット、ブレーキオイルはDOT4にぬきかえ、タイヤはSタイヤをはかして一丁上がりだ。試運転も完璧だ。これで中山サーキット1分10秒位かと浮かれていた。この辺りのノウテンキな所もバブル世代の特徴である。

移動は何台も積載可能なローダーでサーキットまで運んでくれると言う事なので私は彼女を連れて前夜に自家用車で高知を脱出した。地図を頼りにサーキット周辺に到着したが山奥いやまさに秘境、何もないホテルもなくうろついていたらモーテル(現代で言うラブホテル)があったのでそこで宿泊する事にした。夜、くつろいでいると隣の部屋からホテル中に響いているのではないかと思える男子と女子のうめき声が・・防音設備は・・今、思えばなかったのだろう。その声は一晩中鳴りやまる事はなかった。。。
次の日、モーテルから出ると隣の部屋の駐車スペースに。。。。見覚えのある車両が。。。知り合いも知り合い今日、一緒に耐久レースに出場するA’(エーダッシュ)の車が。。。。。昨晩の記憶が蘇る。。こんな非国民とタッグを組んで走れるのか。。。もし「なでしこジャパン」がこんな体験をしてスェ-デンに勝てたなのか?

この後、男達は、いや女達も波乱のバブル時代に飲み込まれていくのであった。。。

バブル時代 サーキット編Uに続く。