| 第10回 パソコン&汲み取り |
・最近年のせいか昔の事が懐かしく思う事が多くなった。
良く思い出す事のうちの一つがパソコンだ。1995年爆発的な話題になったウィンドウズ95の発売。鉄腕アトム世代の私はこんな時代がついにやって来たと仰天したものだ。そんな時に新聞のチラシにNEC キャンビーの広告がハードディスク容量が0.8G位だと記憶しているが値段は38万円!!大金だがコンピューターさえあればなんでも出来る!!昔のアニメやヒーローものドラマでこちらが質問したら答えてくれるのがコンピューターだ!!と言う概念からローンで即購入。
我が家にコンピューターがやって来た!!一通り説明書を正装・正座で目を通しいよいよ電源ON。わくわくしながらコンピューターに話しかけて見る。当然ながらなんの反応もない。色々と調べて見るとインターネットと言うものをつなげれば世界が広がると知り早速、ISDNを契約してインターネットを試してみた。その当時、日本にはあまりホームページがなく英語サイトばかりそのおかげで海外のエロ画像にはまってしまい1カ月後の通信料が莫大になってしまった。NTT西日本に文句を言うと「どれだけ見ても定額で見放題プランがある。」と対応してくれたおばちゃんが言うので即プラン変更。しかし今、思えば速度がもの凄く遅い・・
キーボードも生まれて初めての経験で全く打てない。と言うよりローマ字がわけがわからない。それに輪をかけて私に追い討ちをかけたのがパソコンが壊れまくる。良くかたまって電源を切って再起動してみるがそれっきり起動しない。その度にパソコンを扱っている家電屋へ持って行く。毎回、答えは同じで「メーカーに出さなければ修理出来ません。5万円いります。」それから1年位たってきづいたのだが一度、全て消去して再インストールしているだけではないか・・・気の毒に思ったのか顔馴染みになったサーバーのおばちゃんがやり方を教えてくれそれ以降は自分でインストールし直したものだ。まあその努力のかいもありフルコンのセティングが出来たりホームページを作ったり出来だしたので良い経験だった。現代では小学生の子供がキーボードを叩きまくりゲームのコードを調べDSと言うゲームのキャラを改造してズルをしている。末恐ろしい世の中になったものだ。
ゲームの中ではなんでも出来るが現実はそうは行かない。少し前の話だが我が家の2階の便所が詰まった。1階で汲み取り方式だ。面倒くさいので放っておいたが2階の様式便器があふれそうになったので汲み取り屋さんに電話をして浄化槽を吸ってもらったのだが汲み取りやさん曰く「1階と2階の間のパイプはうんち君で固まって無理ぞね」一生の不覚である・・・しかし落ち込んではいられないウンチ君が溢れて来るタイムリミットはそこまで来ている。
まず試したのが定石通りバフバフ。オッパイのような吸盤で吸い出すあれである。ホームセンターで買って来てバフバフやるが効き目なし。ネットで調べて見るとプロの修理屋さんがいる事がわかった。よくよく見ると専用マシーンを使うようだ。細く長いパイプの先端から高圧水を噴射するらしい。なるほど・・・これならなんとかなりそうだ。
まず銅パイプを用意した。外径9mmで内径6.4mmのナマシ済み銅パイフである。普段はフューエルパイプに使用しているがこの際仕方ない。それよりなにより今回は女房、子供に対して威厳を見せ付ける絶好のチャンスである。(ちなみにアルミパイプを燃料パイプとして使うと厳密に言えば車検は通らない)
次にコンプレッサーからのエアーホースとエアーガンを2階へ運んだ。最大15kの圧をかける事が可能だ。コンプレッサーはイワタ製5馬力。申し分ない。銅パイプをウンコ君の集合体へ差し込んで行く。浄化槽につながるパイプはエルボーにより2カ所曲がっているようだ。1カ所目のエルボー付近で銅パイプ先端を固定した。おもむろにつなぎのポッケからエアーガンを取り出す。そのまま自然な弧を描き銅パイプに差し込んだ。周りを見ると女房と子供が不安な面持ちでこちらを見ている。いや睨んでいる。
いよいよその時が来た。私はゆっくりとエアーガンのガン全開まで握った。
次の瞬間「ゴボゴボゴボ」と言うウンチ君が下へ落ちて行く音と同時に爆発音とともにウンチ君が暴君となり爆発した。辺り一面、ウンチ君まみれだ。私は充実感をヒシヒシとかみ締めていたが女房、子供はどう見ても怒っている。
人がせっかく直してやったのに今度、絶対に女房の車のフューエルラインにはこの銅パイプを使ってやろう。
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